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Author:ゆり
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dai1wa


魔が差す条件が揃ってしまった夜だった。

30歳の誕生日は明日。しかも金曜日だ。

9月の終わり。空は高く空気が澄んでいる。

やたらと月光が眩しく、ニュースで明日が中秋の名月だと知った。

この日をたった一人で迎えるなんて、思ってもみなかった。

プライドの高い私は、彼との別れをまだ誰にも言えないでいる。

クリスマスとお正月が終わったら、きっと言えるはずだ。

別れた筋書きは、自分に都合良く変更するかも知れないが。


アヤノ、俺、結婚する。・・・ごめん・・・」

同い年の彼は 二週間前に重い告白をした。

相手が妊娠したらしい。

もっとも、前から何かしらの兆候はあった。

別れはとっくに予感していたし、恋に溺れている自分じゃなかった事に安堵した。

間もなく30歳を迎えるのに、恋人がいなくなる恐怖に目をそらしていただけだ。

私は涙もなく
「最低ね」

とため息でなじった。と同時に

やっぱり私は妊娠しにくい体質なのかも・・・ と、怯えた。

付き合って半年くらいで「結婚」という話も出たが

そこからその話は下降線をたどり 私の恋心も次第に冷静さを取り戻し始めた。

元々タイプでもなかったし、せわしなく終わるセックスが嫌だ。

と思うと色んな所が目に付き出した。

けれどそれを理由にも出来ずに真面目に会社員を続ける事だけがトリエの男と

そのまま何となくズルズルと2年続いていた。

最初は頻繁に私の1DKのマンションに泊まりに来ていたが

だんだんと回数が減り、ここ半年は泊まる事もなかったし、ベッドも共にしていない。

かえってキッパリと別れられて良かったのかも知れない。

「相手は何歳なの?」

どうでも良い質問だが、あの時私は何故か聞かずにいられなかった。

この別れで彼に問うたのは、それだけだ。

「22歳」

「ふぅん・・・若いのねぇ」


その女には 丁寧なセックス をしたのだろうか。
していないだろう。そんな男だ。
少し女に同情さえした。
泣いて困らせてやろうか

とふと思ったが、かえって結婚の決まった二人の仲を暖めるだけだと思ってやめた。

それきり黙っていると、彼は静かに

「俺のモノ、全部捨てていいよ」

といい、いつもよりも背中を丸めて、この家を出た。








結婚したいなぁ・・・どうして、皆、簡単に結婚出来るんだろ?

そんな事を思いながらベッドにもたれて、ぼんやりといつもの缶酎杯グレープフルーツを飲み

広告が大半を占めているファッション雑誌をめくっていると、メールを受信した。

0時ちょうどだ。

私は悔しいけど、とっさに思ってしまった。

彼からかも!

でも、すぐに

元・彼、になったんだった。

と思いなおして、肩を落とした。

それでも、慌てて携帯を開いてしまう自分が悲しい。

メールは元・彼からではなく、知らないメアドだった。


mail



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テーマ : 恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル : 小説・文学

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