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                                       第1話から読む方はコチラ



忘れ物があるといいのに、と探したが、カズマの名残は少し飲み残したビール缶とティッシュだけだった。

床に落とした携帯電話でさえも、キチンと持って帰ったようだ。

名前とメールアドレス・携帯の番号以外何もしらない。

バイト先も高校も、住所も苗字ですら知らない。

一夜限りだと決めていたのは私の方なのに。

それなのに、カズマの数々の私への言葉をもっと聞きたい。と願う自分は どうだろう。

ホントにどうかしている。

鏡を見たら、顔も洗っていない顔は間抜けていて、濡れたまま寝た髪の毛は所々固まっている。

昨日、綺麗に見えた自分がどこにも見当たらず、年相応に見えた。

もし、このままカズマが連絡してこなかったら、

と思うと寒気がした。


きっと、してこない。一晩限りの仲・・・そうなんだ。

絶望の中、何度も額や頬に手を当ててしばらく考え そして思いつき、

自分の弱さを呪った。

自問自答しながら 私は、何も食べずに出かける用意をした。

たいした事ないじゃない。一晩一緒に過ごしただけ。

恋人?とんでもない。

魔が差したの。最初から一晩だけと決めていたはず。

すぐに忘れられる。相手は子供・・・


何度も自分に言い聞かせながら、カズマと待ち合わせをした繁華街に出た。

土曜日の昼間は、昨日と同じでカップルや沢山の人で賑わっている。

携帯の電源を切ったまま、携帯ショップに駆け込んだ。

解約をする為に。

カズマと、二度と連絡が取れないように。

カズマから、と言うよりも、みっともなく私から連絡しない為に。

元・彼と別れた時にするべきだったのに、何故か渋っていた。

ひょっとしたら「後悔してる」と言う言葉をまだ待っていたのかもしれない。

店員が電源をつけると、誰からもメールなど入っておらず

落胆に輪がかかったが、解約をしてしまうと落ち着いた。

ただの箱になった電話から、カズマとのメールの跡と発信履歴を自分の
為に急いで消去した。


違う携帯のショップを探しながら繁華街を歩き、カズマの事を想った。

想像の中で、私に恋焦がれ、何度も連絡を試みるカズマを作り出す。

バイトが無事終わり、私に連絡しようとするカズマ。

必死になるカズマ。

泣きそうになるカズマ。

その、想像できるカズマで充分、満足だ。自分勝手に何度も楽しめる。

家は分かっているけど、番号が変わり、メールも届かないと知ったら

昨夜限りだったと知り、来れないだろう。

もしも・・・

と、また想像する。

もしも、家を出る時にカズマが


「また来ていい?」
とか 「電話する」


と可愛い一言でも言っていたら・・・

私は もちろん受け入れて、待つ女に早変わりだ。

そして、そのうち若い女に寝取られる事を 恐怖する。

今よりも年をとった私は、カズマが私から卒業する時に

ダダをこねて憎まれるような事もするかもしれない。

それだったらずっと、カズマが綺麗だと言った

あの携帯の写真のままの私で覚えて居て欲しい。

こっちの方がより、私を忘れないはずだ。






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テーマ : 恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル : 小説・文学

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