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Author:ゆり
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ウエタニ クミは、29歳。



不幸では無いが自分を幸せだとも思えない。

なのにどういう訳か、独身の友達には既婚を羨ましがられ、

子持ちの友達には、子供がいない身軽さと、変わらない体型を憧れられる。

気の良いクミの友達は決して社交辞令ではなく、心からそう言ってくれるように

思えたが、言われるたびにクミの胸は痛んだ。

クミから見たって、誰もが幸せそうに、満たされている様に見えるからだ。





外資系の会社に勤める二つ上の夫のタカシとは結婚して5年になる。

夫の希望で結婚を機に専業主婦になったが、それが彼女には思いのほか合っていた。

夫は、付き合いだした当初から海外勤務を希望しており

いつかその夢が叶う日の為に、いつでもすぐに引越しが出来るようにと、

二人は賃貸のマンション住まいしている。

夫は優しく、仕事を家に持ち込んだり、機嫌の悪い時にクミに当り散らす

という事はしないが、避妊無しで2年たっても子供が出来ないと知ると

クミの兄の様な存在になった。



セックスレスになり、一ヶ月、三ヶ月、一年・・・月日がたつ程に

クミの口からは「どうして?」と聞けなくなった。

控えめな彼女には、もちろん自分から誘う事など、もっての他だ。

寂しくて、悲しくて、張り裂けそうになったが、決して夫婦仲は悪い訳ではない。





毎週金曜日、タカシは接待や同僚とお酒を飲みに行く習慣で帰りは午前を過ぎる。

時には朝帰りもするし、土曜日は二日酔いで寝ている事が多いものの

ゴルフの入っていない日曜日は、クミと過ごす努力をしてくれる。

映画を見に行ったり、買い物をしたりして、タカシは明るい笑顔をクミに向ける。

流行のデザイナーズマンションから二人でボルボに乗って出かける様子は

近所でもきっと評判の仲の良い夫婦のはずだ。

誕生日や結婚記念日も、優しい夫は決して忘れる事はない。



だが、夜になるとタカシは隣のベッドで、すぐに寝息を立てる。

夫の冷たい背中を感じながら、クミは中々寝付けずに

やっぱりダブルベッドにしたら良かった

と思いながら、目を閉じる日々だった。




1年前、タカシが携帯を忘れて会社に行き、その小さな長方形がすべての謎を

知っている様に思えたクミは、震える指で、シルバーのそれを初めて開いた。

全てに暗号がかけられていて、見える所は丁寧に消去されていた。

最初から、見られるのを前提にしている繊細な設定は、クミには心外だった。

貴方が忘れさえしなければ、私は見ようと思わなかったのに。

思いつくものはすべて押したし、でたらめな番号も試してみたが

そんな自分が馬鹿馬鹿しくなり、何事も無かったかのように、元の場所へと戻し

帰ってきたタカシに疑問を投げつける事もなくやり過ごした。






だが、その日にクミはパートに出る決意をした。

二度と元に戻らない大事な何かを失って、自分の未来を探す為だと思った。

専業主婦が板につき、フラワーアレンジメントや料理教室にも通っていたのだが

それらをすべてきっぱりと辞めた。

社員になる事も考えたが、夫が渋い顔をしたのでクミはパートを選んだ。

家の事はちゃんとするから、と珍しく説得するクミに

タカシも何かを感じ取ったのか、最後は了承した。





↑小説部門 現在4位♡
皆様いつも応援ありがとうございます♡

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いつもご愛読くださる皆様へ♪
太陽に近い街で長いバカンスをしてまいりました。
日焼けが痛いです♡
どんな所へ行っても、家が一番いいなぁって思うのは不思議ですね。

また今後とも新作を書いて参りますので引き続きよろしくお願いします。
                                 ゆり

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テーマ : 恋愛小説 - ジャンル : 小説・文学

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