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kira-25wa

                                      第1話から読む方はコチラ


月曜日の朝、夫のタカシは いつもの通り鏡を見ながらネクタイを締め

鏡越しにクミに話しかけた。
 

「すっかり言うの忘れてたよ。水曜日から出張だ。

今回は一泊だけどね」


「そうなの?イブなのに、ご苦労様です。どこに行くの?」


クミの胸は高まり、でもすました顔で夫のスーツにブラシをあてる。


出張!外泊が出来る。だけど・・・イブなんて。

ハルトはどうしてるかしら。何て言うかしら。



「大阪。サラリーマンに、イブもクリスマスも関係なし」


手のひらを出したタカシに、ネクタイピンを落とす。


「そうよね。ご苦労様です」


クミからもう一度夫をねぎらう言葉が出た。もはやそれは妻の口癖だった。


「お前も仕事だろ?」

「うん。じゃぁケーキは一人で食べるのね。なんか寂しい」


次は上着に手を通しやすいように、広げて待つ。

新婚の頃、上着を持ったクミを闘牛士みたい、とタカシは笑った。

月曜日から金曜日まで、5年間繰り返されてきた、朝の支度。

何もかもが、絶妙のタイミングで行われる。

当たり前にこなして来たが タカシが気付かないのをいい事に、クミは

夫の目の前でも、図々しくどこかでハルトを想う。


ねぇ、私達に子供がいたら、ちょっとは関係が変わったのかな。


何百回も言おうとして言えなかった、そんな事は、もう頭の隅にすらない。


「明日出張の支度、頼むな」

「はーい。いってらっしゃい」


ハルトへのプレゼント何にしよう・・・

タカシへのプレゼントは、古くなった電気シェーバーの代わりを用意していた。

ハルトへのプレゼントは、悩んだままだ。

夫を玄関から送り出して、クミはハルトからいつも来る8時のメールを待ち

そして、賭けをする事にした。

―もしもハルトがイブに自分と過ごしてくれたら―

何されても、ハルトの言うなりになりきろう。

―もしも、過ごせないと言われたら―

ハルトの言葉に惑わされず、自分はセフレだときっぱり線を引く。


『おはよう。まだ熱が下がらないんだよね。最悪』


やっと来た8時丁度のメールに、クミはドキドキしながら返事をした。


『大丈夫?早く治してね。ところで・・・

水曜日、旦那さん出張で帰ってこないって・・・ハルトの予定は?』



送信ボタンを押すと、本当に心臓が音をたてて、手に汗が滲んだ。


恋人なのか、奴隷なのかの、発表みたい。


でも、勝手に賭けをしたクミは、どっちと言われても、困る気がした。


変な賭けなんて、するんじゃなかったかも。


『無理』


直後に冷たくて短い返事が来て、思いがけない文字にクミは身震いした。


賭けどころじゃないわ。何?この冷たい返事。

身分を思い知れって事?最低!



何を書いてもハルトを責める言葉になりそうで、返事が出来ないと思ったクミは

電源を切った。怒りの涙が滲んで、はっきりと別れまで決心し、パートに出た。


いつもハルトはマメにメールと電話をくれる。

他愛の無い内容でも、逢えない間のクミの慰めだった。

履歴を何度も見て、クミは一人で楽しんでいた。


『無理』


その二文字が何度も頭の中をクルクルと廻り、自尊心が大きく傷付いたクミは

携帯の電源を入れられなくなり、そのまま水曜日を迎えた。


退社のタイムカードを押してから、また店長がパートの失敗を

クドクドと怒り始め、クミは珍しくイライラした。

街中がクリスマス一色になっていて、ケーキを手にしている人達にうんざりし

帰りの電車でもイライラは続いていた。






↑小説部門 1位♡ うれしいです♡堕ちたくない♡
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テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

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