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Author:ゆり
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kira-26wa

                                      第1話から読む方はコチラ




電源を切っている私が心配で、逢いに来てくれたら。


きっと・・・許してしまう。


本当は許したいの。続けたいの。だから。逢いに来て。お願い。




強く念じてもハルトはどこにも現れず、別れの決意が硬く固まった。

クミのマンションは各駅停車する電車しか止まらない駅にある。

クミが帰る時間は通勤ラッシュにはまだ早いので、降りる人はいつも少なく

同じ方面に向かって歩く人は まばらだ。

一人分の夕飯を作る、とてもそんな気分にはなれず、

小さな商店街でお惣菜を2種類買い、また雪が降り出しそうな

冷たい空気の中、コートの襟をたてて家までを歩いた。

ブルブルと身震いすると、内臓までが寒さに震え、孤独が体に染み渡った。



・・・ありがとう・・・楽しかった・・・さよなら・・・



歩きながら別れの言葉を考えるクミの頬に、冷たい涙が落ち始めた。

施主と揉めているらしく、工事の途中でもう何ヶ月も止まったままの

マンション建設現場が暗がりに見えて来て、ハルトの声が頭を過ぎる。


「ここ物騒だなぁ。やっぱり送ってよかった」


前にこの道を歩いて送ってくれた時の、甘いハルトをつい思い出した。


馬鹿な私。もう二度と浮気なんてしない。恋なんてしない。


そう思ったとたんに物陰から出て来た手に後ろから口をふさがれ

強い男の力で、クミはその建築現場の中に引きずり込まれた。

急に景色が変わり、クミには何が起こったのか理解できず

恐怖に喉がひきつり、叫ぶ事も抵抗する事も出来なかった。

そのまま真っ暗な中を クミは引きずられながら運ばれ、一番奥の冷たい壁に

乱暴に体を押さえつけられた。男は後ろから、全体重をかけて自由を奪い

クミの両手を捻り、後手に冷たい手錠をかけた。

カチャリという絶望的な音が聞こえた時に、クミにやっと感情が生まれた。


助けて。誰か助けて!!!


悲痛な助けは、涙で篭った声にしかならなかった。周りは畑になっていて

余程大きな声を出さないと、クミが歩いていた所まで、聞こえるはずもない。

再びクミの口を手で覆った男は、荒い息のまま耳元で囁いた。


「しぃー。叫ばないで。俺だよ」


パニックに陥ったクミがその言葉を理解するのに、長い時間を要した。


「だいじょうぶ。おれだよ」


男はズボンを下げながら、もう一度言いゲホゲホッと咳をした。

やっと理解したクミはコートをたくし上げられ、ジーンズのボタンを外された。


「なんでジーパンなんてはいてんだよ。脱がせにくっっ」


ブツブツと独り言を言いながら、ハルトはゆっくりと右足だけ抜かせた。

靴がコンと落ちた音が響き、クミの足に寒さの為だけではない鳥肌がたった。


「ほんとにハルトなの?」

「気付くの遅いよ」

「どうして・・・なんでこんな事・・・」

「お仕置き」

クミは前に向かされ、月経の終わったばかりの乾いた所に突き立てられた。


「クミが悪いんだよ」

後ろ手にされた手錠がガチャガチャと音をたてる。


「痛い、、、痛いわ。やめて」

「しぃっ誰か来たらどうするんだよ」


コンクリートの壁に、クミの背中を押し付け、激しくハルトは突いた。


「いやだってば・・・痛い・・・ぁぁ・・・」

「何で電源切ってるんだよ。俺が何回電話したか・・・」

ゲホッゲホッ

「こんな寒い所で、ずっと待ってたんだよ?」

「だって、だって」

「あの後すぐ、電話したのに」


はぁっはぁっと熱く荒い息をしながらハルトは小さい声で言う。

怖かったのと、

ホッとしたのと、

別れようと思ったハルトだったのと、

が入り混じり

クミの涙が流れ続けた。






↑小説部門 1位になりました♡ うれしいです♡
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