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kira-43wa

                                      第1話から読む方はコチラ





「俺さ、将来の事考えたんだ」


間髪を入れずに、ハルトが大きな声で言った。


将来?ハルトの将来に私は居ないわ。


「4月から親父の所で働くじゃん?

家を出て一人暮らししろ、だって。

だから、あの部屋に引越しする。いつでも来ていいよ。

鍵はクミしか持って無いから、大丈夫。

ご飯とか作ってくれてたら嬉しいな」


「ハルト」


クミが何とか口を挟もうとするが、ハルトはそうさせない。


「俺の母親、俺が8歳の時に病気で死んだんだよね。

今の母親は3人目だけど、親父、俺が18になるまで

男手一つで俺と妹を育ててくれた。 怖いけど、

尊敬もしてる。だから親父が始めた会社を継ぐ。絶対に」



一体、何が言いたいの?


眉根を寄せて話を聞くクミを見て、ハルトがやっと笑った。


「俺ってどっかの国の皇太子みたい。あんなに若くて綺麗な

奥さんよりオバサンをとるなんてバカな奴って思ってたけど

今なら分かる気がする」


「?」

「最初にいきなりあのオバサンとの結婚は

認めてもらえなかったんだ。親にも周りにも。

あ、奴の場合は国と世間か」



突拍子も無い話に、クミの頭が追いつかない。


「俺、自分が奴みたいだな~とか思っちゃった。いきなり7歳も

年上でバツイチの女連れてっても、頭の堅い親父は結婚を

認めてくれない。一族だってそうだ。古い奴ばっかだし」


「結婚?そんな。勝手に決めないでよ」


ベッドに横たわったハルトは、やっと口を挟んだクミを睨んだ。


「考えただけだよ。大人しく聞けって。無理矢理結婚も

アリだけどそれだと会社から追い出されるかもって。

今更、他で働く気無いし」


「何考えてるのよ・・・」

絵空事が可笑しくて、クミは不謹慎にもつい噴出しそうになった。


「真剣に考えた訳じゃなくって、なんとなく、だってば。

だったらさ、奴みたいに何年もたってから結ばれるって

のもロマンチックでいいかな。なんてね。

俺が実権を握った頃だったら誰にも文句は言わせないし、言われない」



とうとうクミは笑ってしまった。ハルトがとても可愛い子供に思えてしまった。


「笑うなよぉ。そういう約束があれば、元の俺に戻れる気が

する。元の自分に戻りたい。今の俺って情けなすぎじゃない?

マジ嫌だ。だから・・・約束してくれない?

いつか俺と結婚するって。今すぐじゃない。

そうだな・・・20年後ぐらいに」



そんな事は世間知らずな子供が見る夢物語で、実現するはずがない。

ハルトもそれを分かっていながら、言っているのがクミには見えた。


あんなに好きだと思ったのに・・・。もうその時の私は遠い昔みたい。


将来の話をしながらも、二人の顔と声のトーンは別れ話の後そのものだ。

ハルトはそれらを払拭する為に、答えを聞く前に明るい声を出し話を変えた。


「あ、そうだ♪再来週からハワイに行くんだ」

「卒業旅行?いいなぁ」

「いつもの仲間でね。でも金曜日が二回も入ってるんだよな」

「・・・そう・・・」


嫌われた方が気が楽。こんな事を思う日が来るなんて・・・


「あのさ、今日実は、ミカの家からなんだ」

もうそんな話を聞いても、クミの石は大きくなるどころか、何処にも無い。


「コンビニに行くって出て来たから戻らなきゃ。後で電話する」

「指輪、返して」

「ちぇっ覚えてたか」


ハルトはポケットからクミの結婚指輪を出し、一度外に投げる振りをしてから

笑ってクミの掌に返し、ミカの家に向かった。





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テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

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