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kira-44wa

                                      第1話から読む方はコチラ



クミは、急いでシーツを剥がし、2回目の洗濯を始めた。

何かしていないと泣いてしまいそうで、

一度涙を落としてしまうと、そこから二度と立ち上がれなくなる気がして、

夢中で家の中を駆け回り家事に勤しんだ。

窓も鍋も全て磨き終わってしまって手持ち無沙汰になり、本を開いたが

ハルトの言動で埋められた頭の中には一行も、一文字すら入ってこない。

いつもと違う事をしようと、夫がいつも使っているPCを何気なく開いてみた。

セツコが楽しいと言ったオークションや、有名人のブログ等、適当にクリックを

繰り返して行き着いた所で、夫のEDを思い出してしまった。

不妊の病院を探したように、夫の為の病院も探そうと思ったが、その行為が

差し出がましく、夫をまた傷つけてしまう気がして、違う事を思いついた。


携帯の履歴は消されてたけど、こっちは?


夫のナイーブな内面を今度こそPCが教えてくれる気がして、ボタンを押した。

クミはPCを使わない、と思い夫は油断をしていたのだろうか。

クミの願い通り、タカシの秘密の性癖の跡は全て残されていた。



まさか―そんな!知らなかった。いつから―?






クミの携帯がメールを受信した。


『ミカが手首切った。今病院。ごめん、暫く連絡できない』

ハルトからだった。






そのままずっとハルトの電源は切られていて、連絡が取れない状態が続き

別れの話は宙に浮いたままだった。こんなに連絡の取れない事は初めてで

ハルトがどこかに潜んでいるのかも、と怯えながらの毎日にクミは疲れ

このまま自然消滅出来ればいいのに、と勝手な事を考えていた。

連絡が取れない事で『死んでいない』と分かるので、最初程心配はしていない。


死んでないから、連絡が出来ないのよね。そうよね?


そういうやり方でしか、自分から離れる男を引きとめられない憐れな女を

クミは学生の時から、何人か見ていた。他人事だったのがいきなり降りかかり

ミカにもハルトにも同情し、ただひたすら、自分の心変わりを責め続けた。


ああ、もうどうしたらいいの?私の馬鹿。みんな私のせい。

時間を戻せたら。もう二度とこんな馬鹿な事はしないのに。



あの日以来、夫はスキンシップに富み、愛が戻りつつある事が感じられる。

だがもちろん、PCの履歴をみてしまった事は、クミの胸に秘めたままだった。







クミの携帯が鳴ったのは次の金曜日の昼だった。


「久しぶり!あぁやっとクミの声がきけた」

「ミカさん、どうなの?」

「大丈夫。死ぬ気なんて、はなから無いよ。

でもマジで大変だったぁ。殴っちゃった事がばれて

俺の親父にも、ミカの親にも殴られたし」


「殴った?ひどいわ。どうしてそんな事したの」

「クミも皆もアイツのキレっぷりを知らないから

そんな事言えんだ。酷いんだって。マジで。

俺だって何度も殴られてんだぜ?」


「だからって」

「でも、ずっと側にいたよ?今までずっとだよ?

1日入院しただけで、後は家だったんだけど、

俺が見えなくなると、半狂乱になるから」



安心して。かえしてあげる。ハルトを


「今、やっと引越しと旅行の用意するからってお許しを頂いて

一人で自分ちに帰ってきた所。ハワイまでに逢いたかったけど

引越しもあるし、無理っぽいんだよねぇ」


「・・・ねぇ、ハルト」

「ホント、ごめん!帰ったら、一杯埋め合わせする!

お土産も買ってくるよ。ミカの目を盗んでね♪」



ハルトの中では、時間が止まっているようだった。いや、むしろ

時計を逆に回していた。クミがハルトを好きだった時まで。







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テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

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