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Author:ゆり
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kira-45wa

                                      第1話から読む方はコチラ




「いいのに。ミカさんと居てあげて。ね、ね、ハルト私達」

「あぁそれと。さっきクミんちの郵便受けにプレゼント入れといた」

ハルトはクミに話させまいと必死で、間髪を入れずに、その度に声を大きくする。


「どうして?」

「アンクレットだよ。プラチナの。婚約指輪の代わりにね。

買ってきたてだよ。ずーっと身につけてて欲しい」



クミの気持ちの変化を 知らない振りをし続ける事で、繋ぎ止められると

信じている口ぶりだった。


「婚約?って?ねぇハルトってば聞いて、私ね」

「ごめん、もう時間ないんだ。帰ったらゆっくり逢おうぜ」


一方的に切られ、かけ直すと、もう電源は慌しく切られていた。

がっくりと肩を落として、心の奥底からため息をついて開けた郵便受けには

丁寧に包装され赤いリボンのかかった箱が『開けて』と自己主張をしている。

あんな事があった後でも、ハルトの中で自分の存在が大きく育っていたのが

不思議だった。嫌われたい。はっきりとそう感じた。


ずっとこんな風に続けていくの?苦しいだけじゃない・・・


家に戻り、ためらった後、冷たく滑らかな銀色のアンクレットを取り出した。


「あっ」

空で留めようとすると、指からこぼれ、光を放ちながら床に吸い込まれていく。

その姿は、スローモーションのようにクミの目に焼き付けられた。


ごめんなさい・・・つけられない。でも好きだった。嘘じゃない、本当に。

官能の世界も素敵だった・・・どんな事をされても嫌いになれなかった。

―そうだ。今から行こう。あの部屋に。これを返しに。逢えるかも知れない。


クミはそのアンクレットを一度も足首に巻かないまま包み直し、タクシーを拾った。


いる気がする。

いて。お願いだから。私に別れを言わせて。謝らせて。



駐車場にハルトのバイクを見つけ、居るのを確信し慣れた部屋の鍵を回した。




「あれ?誰か来たんじゃない?」


知らない女の声が聞こえて、クミは暗い玄関で立ちすくんだ。

二つの靴がある。ハルトと、もう一つは明らかに若い女の履くミュールだ。

ベッドだけの部屋から覘かせた顔は本屋で見て覚えていたミカの顔では無い。

ハルトが後から顔を覗かせた。


「クミ?びっくり。初めてじゃん。一人で来たの」


こっちに向かって歩いてきた顔が、クミにはどんな表情なのか逆光で

分からなかった。


「何してるの?入れよ」

「ばっ馬鹿じゃないっ?入らないわ。3Pでもするつもり?」


真剣に悩んで、泣いたわ。

さっきまで、泣いてたわ。馬鹿みたい。最後まで。



ハルトと女の笑った声が自分を馬鹿にされたと感じた。


「別れを言いに来たの。最低よ・・・アンタなんて。

さよなら!こんなものいらない。鍵も返す」



近づいてきたハルトに、クミは二つの物を投げつけた。


「二度と逢わないわ。電話もかけてこないで。家にも来ないで」


帰りかけたクミに、残酷な気分になったハルトが後ろから言った。


「そんなに怒るなんて。まだ俺の事好きだったんだ?」

「え?」

「で、自惚れてた。自分だけ愛されてるって。俺が本気で?」

クミの唇が奥歯をかみ締めた為に震えた。


「安心しろよ。もう二度と逢わない。電話もしない。家にも行かない」


クミは目を閉じて、下唇を噛み涙をこらえた。


「さよなら」

ハルトはクミの肩を突いて押し出し、ドアを閉じて鍵も閉めた。









「あーらら。お兄ちゃん、追いかけなよ。誤解じゃん」


「黙れ」





もう終わってたんだ。謝られるぐらいなら、こっちの方が俺らしい。






どこをどうやって帰ったのか、クミは自分のベッドで声をあげて泣いた。







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テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

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コメント

こんにちわ。

ハルトの最後の優しさだったんですね!!
あ~切ない。
これを読んでるとホントに切なくて
恋愛したいな~って思います。
更新が待ちどうしくて
毎日、ウズウズしてます。
また来ます。

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